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山口・御堀堂


1、お店

 昭和2年(1927)、山口外郎の老舗、福田屋から独立した田中順助が創業。室町期からの伝統を継承する福田屋が昭和21年(1946)に廃業したことから、山口外郎の伝統を継承する唯一の店と言われている。現在3代目。

 山口市を中心とする5つの直営店のほか、デパートやキオスクなどで、幅広く販売されている。

 住所
  Tel
 営業時間
 定休日
 公式サイト
 
 山口県山口市駅通り1-5-10
   083-922-1248
 8:00〜19:00
 無休

 http://www.mihorido.com/
  ネット販売あり



2、外郎

 米粉や小麦粉などの穀物粉ではなく、わらび粉を主原料として、副素材として小倉が使用されているのが特徴。棹ものとしては、長さ4寸、厚さも1.5cmととても小振り。「白」「黒」「抹茶」の3種類がある。




2、1 白外郎

 「白外郎」にも、副素材に小豆が使用されていて、他地域のういろうからみると「小豆ういろう」という感覚。同じ「外郎」と呼ばれる菓子でも、地域によって差異が見られ、そういう点を発見するのも興味深い。

 伸びがなく、プルンプルンとした感触は、わらび餅に近い。一方、小麦粉が使用されているためか、モチモチして粘りも強い。名古屋のういろうと比較すると、餅のような粘りがなく、羊羹に近い印象がする。わらび粉には、穀物粉(米粉・小麦粉)のような強い香りや味がないためか、クセがなくあっさりとして食べやすい。

価格 208円 原料 わらび粉
内容量 85g 甘さ 48
/100g 244円 固さ
包装 フィルム 伸び
賞味期限 7日 粘り



2、2 黒外郎・抹茶外郎

 「黒」と「抹茶」は、わらび粉(タピオカ澱粉・本わらび粉)が主原料。両者とも、色だけでなく味も濃厚である。小豆の舌触りと相まって、羊羹に近い食感がする。